〜半魚人恋愛狂想曲〜シェイプ・オブ・ウォーター
シェイプ・オブ・ウォーター…実に魂を殴りつけてくる作品だった…。
〜主なあらすじ〜
主人公のイライザは研究所の清掃員として、何も希望もなく、絶望もない平坦な日常を過ごしていた。
ある時実験対象の半魚人との電撃的な出会いを果たす。これを機に彼女の日常は極彩色の非日常へと足を踏み入れる!
今まで経験したことのない恋!!ありのままの自分を見てくれる彼の為に、イライザは研究所から彼を救い出すことを決心する!イライザと半魚人の逃避行は成功するのか?!
そもそも種族が違うという万人なら誰もが気にするかもしれない壁をイライザは気にしない。 むしろ声を失った自分を、彼は何のフィルターもかけず見てくれる!とグイグイ行く!!
自分の愛を貫き通す彼女からは強さがビシバシと伝わってきた!真に強いとはこういうことだ!
そして何より半魚人(不思議ないきもの)が素晴らしい!まず、ヌメヌメテラテラした外見!!最高!さらに自分や愛するものを傷つける相手には容赦がない漢気精神!ルームメイトが飼ってる猫を頭から食ってしまうワイルドスピリッツ!!
格納式のチ〇コ!!!ギョロギョロしているもののどこか愛くるしい(ような)瞳!!野性味かま溢れるすぎている行動からは想像できないジェスチャーや音楽を理解する高い知性!!まさに彼は半魚人の中の半魚人!!
中年の女性と怪物の恋模様という、字面だけ見るとなんとも理解できない気がしてくるが、この物語は最初から最後まである種の美しさで満たされている。難しいことは言えないし分からないが、すんごい綺麗で、すんごい半魚人が魅力的な一作だ。